MJ Blog

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親のペースに子供を合わせるよう仕向けるのをやめたら、子供も自分もすごく楽しく過ごせた話

うちの娘は未就学児で、3歳8ヶ月です。

先日、娘と水族館に行った時に「何を見るか、何をしたいかは娘自身に決めさせて、パパは娘のペースに合わせる」ということを試みました。

駐車場に着いたら「まずどこ行く?」 水族館に着いたら「何見る?」 ご飯も、おやつも娘が食べたいタイミングに任せるようにしました。

もちろん、ところどころ細かいルールは設定しましたが、子供を大人のペースに合わせるよう仕向けることをやめて、子供のペースに合わせて、一緒に行動することを心がけた結果、娘は本当に1日中楽しそうだったし、聞き分けも良かったし、僕自身も楽しめてストレスフリーだったんですよね。 今回は子供のペースに合わせてどうやってレジャーを楽しむかを紹介したいと思います。

ちなみに今回は葛西臨海公園に行ってきました。

朝から子供のペース

朝起きたらすぐに第一関門があります。「ご飯全然食べない」 急いでる時ほどご飯を超ゆっくり食べられるとイライラしますよね。ご飯食べながら遊び始めたら尚更です。僕はもうこの時点から子供のペースに合わせるためにプランチェンジしました。

「出発時間は決めない」

出発時間決めなくてもいいんですよ。道路が混むかもしれない、駐車場混むかもしれない、水族館が混むかも知れない、そんなの子供にとっちゃあどうでもいいんです。

行けりゃあいいんです。子供がどうでもいいって思ってるんだから大人にとってもどうでもいいじゃないですか。急がなきゃとか完全に大人のエゴで空想なんですよ。

特にレジャーは長く楽しませてあげたいという気持ちから、時間通りに出発しようと思いがちですよね。でも考えてみてください。たとえ目的地にゆっくり着いたとしても「開園から行けなかった、時間を無駄にした」とか言いますか?言わないでしょう。

だから焦らなくていいんです。 ゆっくり準備して、「そろそろ行くかい?」くらいでいいんです。

ストレスフリーな朝の準備時間が終わり、いざ水族館へ。

その前に、「車の中でやることを選ばせる」を忘れないでください。 車の中で遊ぶおもちゃを子供に選ばせると、長い移動時間もある程度持ちます。3-40分は一人で遊んでましたよ。

駐車場についたらどこに行くか選ばせる

  • 僕「さあ着いた、どうする?」
  • 娘「観覧車がある!」
  • 僕「そうだよー、観覧車見に行く?」
  • 娘「ううん、お魚見に行くー」
  • 僕「はいよー」

観覧車見に行きたいっていったら連れていけばいいんです。 子供にとっては水族館より観覧車のほうが大事なんです。子供の中で今一番興味があること、ものを見せたりやらせると、その印象が強烈に残ります。一番興味あるタイミングで吸収させるんです。 今回は娘は魚が見たかったので、まずは魚へ。

水族館へ到着してからも子供のペースを重視

水族館の入り口へ到着したら、早く中に入ろうってなりますよね。でも娘は水族館入り口横の噴水を眺めてます。じっと見て観察してます。それを見守ります。

  • 娘「噴水すごくキレイだよねーでも冷たいよね」
  • 僕「そうだね、風があるから水しぶきが飛んでくるね」
  • 娘「服が濡れちゃうよねー(大爆笑)」
  • 僕「今日は暖かいからすぐに乾いちゃうよ。そろそろ行く?」
  • 娘「まだ」

しばらく噴水観察してました。なんで噴水がこんなところにあるんだろうとか、色々見ながら考えてたみたいです。何度も言いますが、何かに興味を持っているときを邪魔しないで見守ってあげましょう。

数分たったら気が済んだようなので、水族館内部へ。

水族館に入ったら重要なことがあります。 子供が興味を示さない水槽は一切見ません。が、「こんなのがいるよー」って発見は促してあげます。それを持ってしても興味を示さないものは見なくていいんです。全部見ないと勿体無いって思っちゃいがちですが、興味あるものに絞ってそれをじっくり観察させてあげるほうが、よっぽど脳がフル回転します。記憶への定着が違います。

娘はエイ、サザナミハゼ、ウツボタツノオトシゴ、クラゲ、タテジマキンチャクダイ、ナマコ、ニシキエビ、水をキレイにする機械、サンゴの餌となるカルシウムを水に溶かす機械が気になったようで、じっくり観察していました。 ここでルール付けしたのは水槽を見る時にしっかりと順番を待つこと。前の人が見終わって、隙間が空いたらそこに入って見なね、と。

子供が次に行こうっていうまで見せてあげます。ずっと見てるっていうことは気になることがあるんです、「何を見てるの?」「何かおもしろいところあった?」って聞いてあげてください。子供から疑問点が上がってきたら理解を深めてあげてください。

観察して、疑問をみつけて、理解するというサイクルを体験させてあげてください。

ちょっとくらいおやつあげてもいいじゃない

お昼ご飯前、娘がガムを食べたいと行ってきました。 「お腹空いてるならご飯にする?」って言ってもガムが食べたいとのこと。そう、娘は今ガムがめちゃくちゃ食べたいのです。

どうしますか?ご飯食べるまで我慢させますか? 今食べさせると、我慢ができない子になっちゃうと思いますか?

3歳って、そんなに賢く我慢できますっけ?我慢って今覚えさせないとダメですか? 小学校に上がってからのほうが、なぜ我慢すべきなのかも理解しやすいですよね。 じゃあ今はやりたいことをさせてあげたらいいじゃないですか。

今は我慢を教えるより、ガムを使って風船を作るとかそういう楽しい体験を教えてあげましょうよ。 パパも休憩がてら承認!

ってことで、お昼ご飯前に屋外のベンチでガムタイム。ガム以外はおやつの時間に食べるという約束で。娘は何とか風船を作ろうとしますが、難しくてできません。お手本を見せてあげますが、どうやってもできません。

  • 娘「難しいんだなぁ。練習しなきゃねー。」
  • 僕「パパも最初はできなかったなー、練習すればできるようになるよ。またやろう」
  • 娘「わかった!」
  • 僕「じゃあ次行く?」
  • 娘「エビ見たい」

と、そんなことを繰り返し、娘が見たいものを好きなだけ見せて、僕は興味の対象の説明をしたり、新しい発見のサポートをすることだけに努めました。

水族館のあとは

一通り楽しんで、ご飯も食べて、娘も満足した様子。水族館をあとにしました。

  • 僕「おやつの時間までまだ時間あるよ、何する?」
  • 娘「観覧車は?」

娘、生まれてはじめての観覧車体験。 ディズニーリゾート、スカイツリー、謎のプール、その他色々な建造物を見て「あれはなんだろうねー」と眺める娘がとても生き生きしてました。

時折、こちらを見てニコって笑うんです。楽しかったのかなー、満足してくれてるのかなとこちらもとても幸せな気持ちになりました。

観覧車を終えて、おやつの時間。ソフトクリームを二人で食べました。

さて、帰ろうか

おやつを食べ終わった16時ころ、そろそろ帰ろうかと提案したところ。 「うん、帰るー」と素直な返事。 自分が興味あること、やりたいこと、じっくり体験できたからか、満足できた様子。

帰りの車の中でちょっとしたやり取り。

  • 娘「youtube見たい」
  • 僕「今パパが使ってるから無理だなー」
  • 娘「でも見たい(眠そう)」
  • 僕「帰ったら、テレビ見るでしょ?それまで寝て休んでたら?」
  • 娘「わかった(メガネ外して寝入る)」

まとめ

長々と書きましたが、僕が言いたいことは一つ。

未就学の子供ですから、好きなことさせてあげればいいんですよ。 親のペースに子供を合わせるよう仕向けるより、親が子供のペースに合わせてあげるほうが簡単だし、子供はのびのびとできるし、親はイライラしなくて済みます。

親のペースを捨てた瞬間、エゴから開放され広い心で子供と接することができますよ。

子供とレジャーに出かける時、イライラしてしまいがちだな。 という方はぜひ、ここに書いた方法や考え方を試してみてください。

有意義な休日が過ごせるよう、願っています。